国際結婚で知らなかった事、学んだ事

毎年、結婚記念日を忘れてしまう私たち夫婦。

そもそも結婚式もしていなく、私の両親が婚姻届を提出してくれたので何日に提出して、何日に受理されて、というのもあまり分かっていないまま結婚してしまったので、毎年忘れた頃に「あれ、結婚記念日じゃない?」と気づく訳です。

このブログ、旦那がアメリカ人、というだけで国際結婚ってどうなの〜、どんな生活してるの?どんな文化の違いがあるの?なんて事を全く題材にしてなかったので国際結婚でこんな事学びました、こんな事に悩みました、という事を書いてみたいと思います。

1:結婚に対しての概念の違い

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私たちが結婚した理由はビザの関係の為。フランスで知り合ったので「フランス婚」という概念があるように結婚する気もありませんでした。フランスで色々な夫婦を見ましたが、結婚せずに、子供が2人とか、かれこれ15年一緒に住んでるけど結婚してないカップルなんかフランスにはざらに居ます
いわゆる”事実婚”と言われるものです。

フランスは一度結婚してしまうと離婚が大変という理由で皆さん躊躇するそうです。

私達は、授かり婚でしたが、最初はお互いあまり結婚する気はありませんでした。

そこでやったのが、”PACS
正式名称は「民事連帯契約」

メリットとしては
1: 結婚よりも制約が少ない
(例えばPACS<パックス>を解消する時には弁護士の必要は無い)
2:税制上で結婚とほぼ同様の法的優遇権
3:同性同士でもOK

元はといえば、同性愛者の為に作られた法律だったのに、今は異性のカップルの割合の方が高い様です。

手続きは簡単だよ〜とフランス人PACSのカップルに言われましたが、

全然簡単じゃない。笑

まず揃える書類が(私、彼、別で)各自10枚ほど。
かいつまんで説明すると:

★出生証明書・・・日本には無いので、市役所からもらう戸籍謄本に、外務省から”アポスティーユ”という「この書類は日本から発行された正式な書類です」という証明書をつけたもの。

=>それをフランス語に翻訳します。

★身分証明書・・・パスポートほか、市役所から、「本人は成人しており、無破産です」という証明書が必要。無破産って何?って感じですが。
アメリカは、「本人は成人しており、アメリカ合衆国で結婚していません」という証明。

=>これらもアポスティーユが必要で、更にフランス語に翻訳

★フランス側からもらう書類
他の人とPACSしてませんよ、という証明や、成人してます、共通の住所はココです、や
しまいには私と彼は血のつながりはありません証明まで出します。

★PACSの誓約書
これは二人で作るもので、いわゆるPACSに置ける決めごと。
何を入れても良いそう!
私たちは、オーソドックスな、財産分与や、PACS解消の際は・・・なんて入れましたが。

変な話、「洗濯・家事・炊事は全てxxが行う」とか、「オムツは彼が変える」なども入れようと思えば入れられるんだよね〜^^

ここまで必死になってお互い3ヶ月かけて揃えた書類。(この時点で妊娠7ヶ月、2012年11月末)

いざ、裁判所に電話したら、「クリスマス前忙しいから2013年1月末に来て

なんだと〜〜〜〜〜〜!

その上、私のビザは2月までだから、1月末だと間に合いません、と涙ながらに直接裁判所に出向いて、ワケを話したら、
「じゃぁ、2週間後の12月12日に来て下さい」と!

晴れて2012年12月12日にPACS届けを出した訳です。
(素敵なぞろ目♡)

そして、ビザの書類も送って一息ついていたら、思いもよらない出来事が!

「ビザ却下」

彼の仕事場を通して書類を出してもらうはずが、
「結婚してないとウチから出せないんだよね〜」と。

今までの苦労は何・・・?

気を取り直して、仕事経由では無く、自分でビザの申請をする事に。

「では、次回の予約が取れるのは・・・7ヶ月後

なめとんのか・・・フランス政府!

予約しました、という紙が、ビザの代わりを果たすと言われましたが。

不安。
不安!

ベビーも産まれてくるのに、ママ違法滞在とかいやや!

というワケで彼と話し合った結果、

「入籍しよっか・・・・」と。

でも上記の書類を再度揃える気力もないので、ダメ元で両親に実家の市役所に問い合わせてもらったら、

「本人不在でも入籍届け出せますよ」と!

早速パリのアメリカ大使館で彼が結婚してないという証明書と、二人で記入した入籍届けを送付!さすが日本!対応も早い!3日で戸籍謄本も出来上がる!(だからいまだに結婚記念日が曖昧な私たち。)

見事に郵便で結婚した二人でした♡

ちゃんちゃん♫


本人不在で、パリからアメリカ人と結婚した人、今までいなぃんじゃないかな〜。

*ちなみに相手がフランス人だったら、日本に居ました、等の証明が必要なので郵送で結婚はできません。アメリカ人でもアメリカに住むためのビザであれば同様に、本人が日本で婚姻届を出しました、という証明が必要。アメリカ人がフランスのビザの為だったのでこういった法律の抜け道みたいなのがあったみたいです。

2:空気を読んでもらえないので自己主張が必要。

ちょっと怒ってる雰囲気を出したら「どうしたの、何怒ってるの」とか日本人だったら1から10まで口出さなくても、ある程度雰囲気で察してくれます。

でもその感覚が全くなし。

何をして欲しいのか、どう言った事をやってもらったら私は喜びます、みたいな言い方をする必要も。

あとは自分の意見を大事にする事。

将来何がしたいのか、どんな夢や野望を持っているのか。

日本だと人事がある程度仕切っている仕事ですが、こちらではそれも自己主張。

給料の交渉なんかもバンバン言ってみないと一生上がらないままです。

政治や自分の進路に関して意見を持たないと、

「ツマラナイ人」

「考えてない人」

という目で見られてしまいます。

 

日本ではあまり自己主張が強いのが美徳とされていないから、最初のうちは戸惑いましたが、自己主張をしないと相手から尊敬されません。別に間違っててもいいからなんかしらの意見を持つことが大事だな、と思います。

 

3:身体にも懐にも負担が掛かる。

 

帰郷するにも飛行機で15時間、一人当たり1000ユーロ。

家族3人、日本とアメリカに年に一回帰るだけで100万の出費です。

「もっと頻繁に帰ってこれればいいのに」とか言われますけど、

殺すつもりですか?

w

クリスマスの帰郷は航空券も高い上に、家族分のプレゼントを用意するので特に大きな出費です。

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普段は旦那と私だけでの子育て。久々にジジババに面倒を見てもらって二人で出かけてきていいよ!と言われても、正直な所、外食でまたお金を使い、疲れるよりはただ休みたいだけなんですけど・・・という気分。

そして2週間まとめて夫婦の時間をもらっても「もっと小出しに月一ペースで欲しい」というのが本音。結局帰郷している間は旅の疲れ、時差ボケを治すのに1週間かかり、ちょっと1週間楽しんだと思ったらすぐに帰国する羽目になります。

その中で「預かってるから二人でゆっくりして来ていいよ」と言われても旅の疲れを癒すのと、普段の睡眠不足を補うのでいっぱいいっぱい。去年も夫婦で、少し離れた街に一泊旅行に行きましたが夕食も食べずに9時に寝てしまい、何の為に来たのか、という感じでした笑

いつも旅行してて羨ましい、と思われがちですが、旅行先でも仕事(ここが自営業の辛い所)全然休みになりません(涙)

 

4:なんだかんだどこの国の人も根本的な問題は一緒。

 

国際結婚だから、文化が違うから、合うとか合わないというよりは、その人個人と合うか合わないかの問題だと思います。

 

時間にルーズな人はどこの国出身でもルーズだし、シャイなアメリカ人も居ますし、不真面目な日本人も居ます。笑

例えば日本人とイタリア人だったら日本人の方が時間にきっちりして、誠実そうなイメージですが、元彼のイタリア人は日本人の元彼よりもよほど時間にきっちりしてましたし誠実でした。

旦那はアメリカ人ですが、ロマンチックでもなく、イベントも嫌いなので、特別な事がしたかったら自分で計画を立てるしかありません。自分の誕生日会や旅行は自分で計画します。

 

言葉の壁が多少あっても通じ合うカップルも居るし、

同じ言葉を話していても全然噛み合わないカップルも居ます。

 

結局はその人自身との相性なんだろな、って思います。

生まれた、育った環境が全く違っても私と旦那は人生に対する根本的な理念が似てるのかな、だから上手く行くのかな、って思います。

お金の使い方が似ていたり、

仕事に対する姿勢が似ていたり、

お互いの事を尊敬している←ここ大事

だから国際結婚だとかは関係なくて、どこの国の人と結婚しても楽しい事もあれば辛い事もあるし、良いことも、大変な事もある。

 

国際結婚したらこんな事がありました

 

1:旅行し過ぎて子供もシルバーステイタス。

ビジネスマンに混じって、飛行機に乗るのを待っていた所。スタッフさんが「今回は良いですけど、お子さんもう大きいのでプライオリティーボーディング(優先搭乗)はお控え下さい」みたいな事を言われて、「いや、娘も含めて家族3人シルバーステイタスです」とカードを見せた時はスカッとしました。沢山旅行してて良かったな・・w

 

2:パスポートを変えて入国できる

娘は日本とアメリカのパスポート。

ヨーロッパ在住のビザはアメリカのパスポートに紐付けされているので入国・出国の際はアメリカのパスポート、日本に入国・出国する時には日本のパスポートと使い分けています。

タンザニアに旅行した時はアメリカのパスポートより(100$)日本のパスポートの方が入国ビザが安かった(50$)のでそちらを使ったり、中国入国の際は日本のパスポートだとビザは入りませんがアメリカはいります。使い分けて入出国をする裏技が使えます。

 

3: ヨーロッパでは2人とも外国人だからビザ取得が超複雑。

日本人が夫婦で転勤すれば揃える書類とかも一緒ですが、アメリカ人夫と日本人妻が揃える書類が全く違うのでいつも損した気がします。

例えば日本には出生証明書が無かったり、身分証明書がないので戸籍を取り寄せて大使館で証明書を出してもらう、というステップが挟みます。

日本は市役所で大抵のものが手に入りますが、アメリカは一つ一つ違う行政が管理してるので手続きが複雑です。

お互いの国から取り寄せるので時間もすごくかかります。

 

4:旦那が筆頭主になれない

日本の戸籍の筆頭主は(当たり前なんですが)日本国籍の人しかなれないのでもちろん私が家族の筆頭主に。

旦那の名前は「夫」の欄に記載されています。

私は自分の苗字をそのままキープしたかったので、勿論私の子供も同じ苗字になりましたが、彼女の出生証明書とアメリカのパスポートは旦那の苗字のみ。

なので娘の日本のパスポートには

苗字=母の苗字

名前=名前+アメリカの苗字

何とも不思議な表記になってしまいました。

ちなみにフランスでは父親のミドルネームと母親のミドルネーム、祖父母のミドルネームなども合わせて名前が4つあるのが普通です。最近では父親の苗字と母親の苗字をハイフン”−”でつなげたりしています。

 

*まとめると*

国際結婚は”書類をまとめるのがめんどくさい”という愚痴の日記になってしまった・・笑

2件のコメント

  1. ビザのためというのはちょっと語弊がありますが、好きだから一緒にいるための選択であると思います。私も結婚をすると思いヨーロッパ人男性と事実婚状態を続けていますが、幸いにも一緒に住むことで海外に住めていると実感しています。しかし、周囲も離婚や別離をしているカップルも少なからずいるので、別れるということを前提にしている制度でもあるのかなと不本意に思っています。しかし、恋愛や結婚はそんなにロマンティックなものではないということを、住み始めて突き付けられました。まずは言葉の問題。これは生活以上に仕事をする上でも重要です。その次は経済力。対等に自立してこそ事実婚も持続できると思っています。外国生活の大変さを理解してもらえないパートーナーになってしまうと、愛情以上に歳を重ねるに連れて、身体的にも生活を営んでいくことが困難になります。昨年体調を崩し、年下の彼とのスキンシップがメンタル的にも受け付けられない時期があり、こういう時はヨーロッパ人の多くはカウンセラーに行ったり、身内に相談するなどするそうです。それでも、うまくいかない人が多いから離婚が多いということが理解できました。

    いいね

    1. Misaさん、コメントありがとうございます。
      確かに好きで一緒に居るためにビザが必要だったので、好きが先に来るはずですよね。おっしゃる通りです。
      事実婚が「楽」という点は確かにあります。特に子供や親権が絡んで来ると結婚もロマンチックなことばかりではありません。
      仕事だって、現地の人と同じ扱いで同じように稼がないといけない、というプレッシャーがありますよね。
      でも問題があれば、カウンセラーに通ってでも直そうよ!という姿勢はいいなと思います。日本だとカップルカウンセリングってあまり聞きませんがこちらでは保険の対象内だし、気軽に行ける、という印象があります。

      いいね

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