お国が変われば (フランス編)

ここ8年でいろんなところに引っ越しました。東京からフランス・イギリス・ニューヨーク・香港・ベルギーに住んだわけですが、一番長く住んでいたのがパリ。お国が変わればこんなに違うんだ・・というびっくりな経験がたくさんありました。住んでいるとフランス人はよぅ・・・と頭を抱えることも多かったんですが今となっては良い思い出。思い出せるだけ書いてみようと思います。

 

<日常生活>

  1. 清潔面でカルチャーショック。手を洗う習慣が・・あまりない。パンはお皿なしにそのままテーブルに置く。みんなシャワーは毎日入らなくていいと思ってる。(4日泊まりに来た友人は4歳の息子さん”来る前にお風呂にいれて来たからシャワーは入れなくて大丈夫”・・って。)髪の毛は1週間に1回洗う。
  2. ワインが水より安い(もしくは同じくらいの値段)
  3. でもビールは高い。
  4. 家でパーティを行うとだいたい1割は知らない人が混ざってる。
  5. パーティと同様、泊まりに来る時まで知らない人が混じってることもある。
  6. 謝らない、他の人、決まり、物のせいにする。(これは後から聞いた話で、自分では解決することが出来ない時に日本人は”それでもいいから代表して謝れ”と思いますがフランス人は”私には何も出来ないんです”というメッセージを伝える為だとのこと。)
  7. とにかく討論好き。何に関しても”その意見に賛成!”というよりは”いい意見ではあるけどカクカクジカジカ・・”となんかしらいちゃもんをつける=自分の意見を付け足すことに意義がある、そうだ。
  8. 話題の9割は「文句」
  9. お酒やタバコに寛大。子供の周りで飲んだり、吸ったり、ランチワインはもはや当たり前。妊婦さんでも吸っている人多し。やめるストレスよりはいい、というお医者さんが多くて妊娠中でもやめない、やめれない人も多い。
  10. 年の休みは法律に定まって5週間。週35時間労働法律が適応される前から正社員で働いている人は週40時間なのでそのぶん2ヶ月おきに2.5日代休がもらえる。5週間(5x5=25日)プラス2.5日x6=15日 合計一年の有給40日・・
  11. 多分有給消化率100%。
  12. あまり知られていないが有給のほかにも「事務手続き休み」という休みが存在して年12日まで取得科。会社や部署を変更すると保険証の再発行が必要となったり、保育園の申請、税金の申告など、年がら年中提出する書類が多いんです。きちんと提出していても保険証の再発行には最低6ヶ月くらいかかります。(旦那は2年、私は7ヶ月で出産した時には保険証がない状態でした。)

<育児のスタイル>

  1. 結婚してないけど、一緒に住んで子供もいるカップルが多い。
  2. 共働きの家庭が多い。
  3. 産後の復帰は2ヶ月半が主流。
  4. 母乳育児も推進してはいるけど、「最初の1ヶ月くらいできればいいでしょう」という感じ。私は9ヶ月くらい母乳で育ててたら色んな人に長いと言われました。
  5. 子供がいても母としてではなく、女性は女性。(誤解を招く言い方な気がしますが・・)母は尽くすのではなく、子供が母の幸せにそうように育てる。
  6. ツンデレ教育。超厳しく怒ったと思いきや、直後にぎゅっと抱きしめてあげる。
  7. 子供も立派な小さい大人。小さな頃から”お腹が空いたから先に食べさせる”などはあまりなく、家族全員が揃っていただきます。離乳食なんかでもみんなが食べている時に一緒に食べさせることでテーブルマナーが身につく?のか。保育園や幼稚園でもいつも前菜(サラダかスープ)メイン(肉、魚、ベジタリアン、卵)、チーズかデザートが出ます。ちなみにフランスの学校(保育園・幼稚園含め。)のウェブサイトでは今週の給食が見れます。
  8. 幼稚園が長い。水曜日の半日以外は終了時間が3時ー4時半の間。
  9. そのぶん昼食時間も長い。(2時間)家に帰ってご飯を食べることも可能。Screenshot 2017-10-01 17.59.19
  10. 学童が優れている。もちろんフルタイムで共働きの家庭が多いので学校が終わると併設している学童で待つことができる。
  11. 子供がいるから遠慮しがちなこともどんどんやる。例えばお母さんがストレス発散したいから友達とコンサートやクラブにいきたい!と言えば旦那さんがしっかり子供の面倒を見るし、ベビーシッターを雇って夫婦で外出も一般的。もしくは「今週はうちでお泊まりさせて夫婦で出かけて来なよ、来週は代わりにうちの子預かって」というのも一般的。親があっての子供、という位置づけを忘れない。
  12. 手洗いうがいに寛大。うがいしてる子供は見たことがない。

 

<改善してほしいと感じる点>

  1. パリはポイ捨てが多く、犬のフンもそこら中に落ちているので「まちが綺麗だわ〜」なんて建物を見ながら歩くことができない。(そのおかげで今ベルギーでは道に落ちている小銭をよく拾っているが。)
  2. ゴミ箱は10メートルおきぐらいにあるのでなぜ捨てない。
  3. 理由を聞くと「捨ててしまったらゴミ掃除の人の仕事がなくなるでしょ。」
  4. 休みが多いぶん、仕事が縦割りすぎて一人が休んでると周りの人が助けてくれない。
  5. 郵便局のサービスの悪さ。EMS(トレースできるが国際便)で送っているのに不在届けなしで勝手に郵便局に保管されていたり、EMSで送らないと8割の確率で紛失する。
  6. なんでもかんでも書類を求めるくせに書類処理が遅い。そして平気で無くしたりする。
  7. 仕事を縦割り・マニュアル化しすぎるのでマニュアル外対応に弱い、というか応じない。
  8. 例えばビザ申請中は国外に出ないでください、と言われるのだが、更新に6ヶ月もかかるのでクリスマスに実家に帰れないということか?と毎年メールしても電話しても一向に返事がないので、毎年、違法滞在状態でクリスマスを過ごす羽目になる。
  9. 6ヶ月かかってようやくもらった住民カードを子供手当や保育園を管理する人たちに送るんですが2−3ヶ月もすると『更新が迫っています。新しいカードのコピーを送ってください」と言われる。なので子供手当も毎月払ってもらうわけではなく一年ぶんくらいがボーナスのようにどんと送られて来てた。
  10. 保険証も同じ。出産前に結婚したせいで妊娠7ヶ月目くらいに突然保険証が使えなくなり必要な書類を送っても音沙汰なし。(6週間で返事しますと書いてあるのに)。直接オフィスに行っても誰も対応してくれないのでそのまま出産当日に。
  11. 産まれてから2時間後くらいにナースが来て「保険証が通らないので困ります。」と言われ、事情を説明すると「じゃあ旦那さんに行って来てもらって」とほぼ徹夜で出産に付き合ってくれた旦那が保険証発行のオフィスに行くことに。産まれたばかりの子供の写真を見せてオフィスのおばさまたちはメロメロ。1メートル以上山積みになっている資料の中から私のを見つけて、判子を押して「はい、これ病院に提出したら大丈夫よ」と。今までの私の苦労はなんだったのか。

 

最後の方は愚痴になりましたが、基本的に私が理解したフランス人とは

  • まだ余裕のある困ってる人は助けない。
  • でも余裕のない困ってる人は全力で助けてくれる。

なので文句ばっかり言ってるフランス人でも必要な時には頼れる強い味方・・!

 

 

お国が変われば (フランス編)」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。ベビカムからです。サウジからスペインに帰りました。
    お久しぶりです。お元気ですか?
    ベルギーなんですね。
    転勤で、オランダっていう話が一時期出ていて、国境付近なので、ベルギーに住もうかと検討していたんです。ある日、行くことになるかもしれないので、いろいろ情報載せてください。
    楽しみにしています。
    サウジは閲覧規制がけっこうあって、ネットはほとんど使っていなかったので、また復活です。
    よろしくお願いします。

    いいね

    1. Mielさん
      お久しぶりです!スペインに帰ってきたんですね!
      サウジはどうでしたか?
      国境付近だと選べるから便利ですよね。
      うちもフランス住もうか?とか言ってたんですけど私たちは社会保障(Mielさんの場合はその辺は会社がやってくれるんでしょうかね?)と現地の学校に通わせるための収入(に応じての価格設定)が違う国だと必然的に一番高い金額を払わされるみたいです。でも住むだけなら国としてはおすすめですよ!ご飯はオランダより美味しいらしいです。笑

      いいね

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